エヌビディア株を売却した理由

投資

2月8日のブログでエヌビディア株を売却するお話をしました。

私がエヌビディアを買ったのは2016年、10株です。それが4分割で40株になりさらに10分割で400株になりました。株価も上昇し購入価格と比べたら約55倍に値上がりました。

私はエヌビディア株はまだ上昇すると考えています。それでも売却したのは次の3つの理由からです。

1.米国株ポートフォリオのリバランス

エヌビディア株の分割と株価上昇によって、私の米国株ポートフォリオの中でエヌビディア株のウェートが大きくなりました。そのためエヌビディア株の値動きがポートフォリオの増減に大きく影響するようになっていました。

これではポートフォリオで分散投資をしている意味がありません。売却の大きな理由はポートフォリオのリバランスです。エヌビディアの先行きにはまだ強気なので100株だけ残してあります。

2.強大な時価総額

エヌビディアの時価総額は400兆円を超えています。エヌビディアがさらに上昇して株価が2倍になったら時価総額は800兆円を超えてしまいます。時価総額の大きさが株価上昇の制約になるという根拠はありませんが、過去の経験則から流石にそんなこと(800兆円を超える)は起きないだろうと思ってます。少なくとも10年以内には。

それなら一旦売却して、エヌビディアより2倍、3倍になる可能性が高い銘柄を探したほうが楽しそうだ、と言うのが売却した2番目の理由です。

2.AIバブルは崩壊している?

2000年代初頭にあった米国のITバブル相場とその崩壊に現在の相場の様相がとてもよく似ていると思います。

当時は1990年代後半に広まったインターネットが世界を変える!というふれ込みで「ドットコム」という名前のついた会社が乱立し何でもかんでも株価が上昇しました。

インターネットの夢の未来への期待が株価爆上げをが正当化していたのです。「IT」を「AI」に置き換えると今の状況と酷似していると思いませんか?少なくとも2000年のITバブルを経験した私には瓜二つに見えます。

ITバブルの時は2002年くらいから大崩壊が始まりバブル相場がはじけました。インターネットで実際に収益を稼ぐビジネネスモデル(グーグルのネット広告、インスタグラム、スマートフォンなど)が登場するのはITバブルが崩壊した数年後です。

ちなみに当時ITバブルの打表銘柄だった「アマゾン・ドットコム」の株価は2001年に1株106ドルの高値をつけた後2002年には2ドルまで下落しています。

今のAI相場も夢を買うステージはそろそろ終わりを迎え一旦崩壊すると予想しています。その後実際にAIで収益を上げるビジネスモデルが確率され現実のAI相場がスタートすると思います。

なので現在のAI相場を牽引するエヌビディアを一旦売却し、数年先に訪れるであろう本当のAI相場の主役に乗り換えると言う戦略です。

次のエヌビディア

結果的に私は2月前半の高値でエヌビディア株を売却できました。ほぼ高値近辺です。

そして今後10年で10倍以上に値上がりしそうな銘柄を拾い始めています。AIバブルは崩壊するかもしれませんが崩壊しないかもしれない。アマゾンの株をITバブルの頂点で買っててもその後現在まで持ち続けていたら大きく利益が乗っています。

同じように仮に現在がAIバブルの頂点だとしてもそしてこれから崩壊が起きるとしてもAIが実用段階に入っているであろう10年後の未来の世界では、大化けしているAI銘柄がたくさんあると確信しています。

なのでバブル崩壊を頭の片隅ににおきながら本当に少しずつ株を拾っている状況です。

どんな株を拾っているかはまた別の機会で紹介したいと思います。

あなたもぜひ時間とお金がたっぷりある黄金の60代を満喫してください。

株式投資歴43年

私は大学を卒業した後、野村證券に就職しました。それからイギリス系やフランス系の投資銀行で働きさらに米国大手資産運用会社で勤務しました。

株式投資歴は43年。ブラックマンデーからアジア通貨危機、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなど歴史的な暴落を何度も経験しています。

不動産投資も大好きで、投資歴は36年です。

現在は働かなくてもお金が入る仕組みを構築し、ボランティアや旅行や小説を書いたりランニングなど好きなことをして人生で一番楽しい黄金の60代を満喫しています。

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