こんにちは
若いころは「年金なんてどうせ将来破綻するんだから収めるだけ損だ」という気持ちがありました。でも実際に受け取れる年齢になるとそのありがたさがわかります。
老齢厚生年金の特別支給
私は64歳になった時から老齢年金を受け取る権利が発生しました。
本来年金を受け取れるのは65歳になってからなんですが
「老齢厚生年金の特別支給」
という制度によって昭和35年生まれの人は、1年早く年金受給を開始できるのです。
残念ながら昭和36年以降に生まれた人にはこの権利はないようです。逆に昭和34年に生まれた人は2年早く、63歳から受け取り開始になっています。
1年早く受け取れる年金は「特別支給」なので65歳から本来もらえる年金額より少ないです。でももらえないよりいいですよね!
申請がまだの人はお早めに年金時事務所に確認して見てください。
年金事務所に電話でアポを取り申請書類持参して書いてもらう

64歳の誕生日の3ヶ月前に年金機構から申請書類が届きます。これを書いて提出しないと特別支給は受け取れないようです。
結論から言うと近くに年金事務所がある人は、持っていって書いてもらうのが簡単。申請書類をパッと見ても言葉の意味や質問されてることの意味がさっぱりわかりません(私だけならいいのですが)。
それで年金事務所に電話してアポを取り必要書類を持っていきました。そして申請書類を書いてもらいあっという間に手続きが終わりました。
その時私はいくら年金を受け取れるのか聞いたんですが、思ってたより多くてびっくり!それは次のような理由からです。
自分で勝手に考えていた金額より多い!
その理由は主に下の3つです。
- 国民年金免除期間も半分納めてたことになる
- とうの昔に解散した証券業協会の年金も受け取れる
- 年下の妻への特別手当がある(加給年金)
免除された国民年金
私は50歳の時会社をクビになりました。そのため定期収入はゼロになりました。
その時
「失業中で次の勤め先が決まるまでの間年金の支払いを免除してもらえる制度」
があることを知り申請して認可されました。
結局50歳以降はサラリーマン勤めをしなかったので60歳になるまでずっと国民年金の支払いは免除されました(毎年申請し認可してもらう必要があります)。
逆に言う国民年金を10年間納めてなかったのでその分受け取れる年金も少ないだろうと覚悟していました。
ところがその納めてなかった期間も毎年きちんと申請して免除が正式に認可されていたので
半分は納めたことになっていたのです
解散した基金の年金
それから私はサラリーマン時代証券業界で働いていた期間が長いのですが、どこかの時点で証券業協会厚生年金基金が解散されていました。なのでその期間に納めた年金は受け取れないと思っていました。
ところが解散した基金は「企業年金連合会」という組織に移管され運用が継続されていたのです。連絡して手続きをすると照合してくれます。そして申請書類に記入すれば老齢年金に上乗せして年金をもらえることを知りました。
加給年金
最後の「加給年金」ですが、これは生計を共にする配偶者(私の場合は妻)に
- 収入がなく
- 年下
の場合、妻が65歳になるまで受け取り続けれる年金です。妻は私より7歳年下なので向こう7年間にわたって加給年金が上乗せされます。
年下の妻と結婚しなければ損
と言うような制度ですが、知らなかったとはいえラッキーです。
以上の3つの理由から、受け取れる年金額が想定より多い、という嬉しい誤算になりました笑笑
支給繰り下げはお得か?
64歳から受け取れる「特別支給年金」や、65歳から受け取れる本来の老齢年金は、支給開始時期を遅らせることができます。
例えば受け取り開始を70歳からとか75歳からと言うように変更できるのです。そうすると受け取る年金額を増やすことができます。
でもこれは私は次の二つの理由からあまりお得ではないような気がします。
一つは相当長生きをしないと元が取れないと言うこと。
もう一つは所得が増えてしまうので、その分国が徴収する税金や健康保険料も増えてしまう可能性があると言うことです。そんなことになったら元も子もないですね。
なので私はきっちり64歳から特別支給を、65歳から正式な老齢年金を受け取ることにしました。
手続きが終わったので、最初の年金が振り込まれるのを楽しみに待ってます。
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